君ニ恋シテル
数分後。

暑い…。
亜紀ちゃんまだかな?
見ると焼きそば売り場は結構な列ができていた。
まだ時間かかりそう…。
私は日陰に移動した。


早く…てっちゃんに会いたいな。
頭の中はコンサートのことでいっぱい。
こんなドキドキ人生で初めてだよ。

あ!もしかして、てっちゃんと逞くんもお祭りに来てたりして!
…って、そんなわけないか。
今はきっとリハしてるよね。
でも、もしいたら楽しいのになぁ…なんて。


「ごめんごめん!お待たせー!」

しばらくすると亜紀ちゃんが戻って来た。

「やっと来たぁ」

「焼きそばめっちゃ人気みたいで!優奈のぶんも買っておいたよ!」

「ほんと?ありがとー!」

「さて!カラオケ行きますかー!」

「おー!」

日陰から抜け出し、私達は予定していたカラオケへと向かい歩き出した。
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