君ニ恋シテル
「でも優奈、最近ほんと運良くない?aquablueのコンサートでは二人に会えたし、そしてこの前はシンクロだし!」

「うん!そうなんだよね…」

この前のaquablueのコンサートといい、シンクロ現象といい、あまりに運が良すぎて怖いくらい…。

でも…ほんと嬉しいなぁ。

何回も食べてるアイスなのに、今が一番美味しく感じる。

自然と頬が緩んでしまう。


「ふふっ」

「…亜紀ちゃん?」

「優奈、めっちゃ幸せな顔してる。恋する乙女のパワーだねっ」

「へっ…な、なにそれ?」

「だーかーらー。恋する力でオルゴール当選したってこと!」

恋する…力?
頬がポッと熱くなるのがわかった。
『恋』って言葉はどうしてこんなにも恥ずかしいのだろう。
私は熱くなった頬を冷やしたくて、アイスをまた一口食べた。
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