君ニ恋シテル
「へー、じゃあ3人は今友達になった感じなんだ?」
「そう!ビックリでしょ?」
逞くんがハンバーグを食べながらそう言うと、すかさず亜紀ちゃんが返事を返す。
私達は少し大きめのテーブルに席を移し、てっちゃんと逞くんを交えて話をしていた。
「俺はてっきり友達なのかと思ってた。友達じゃないにしても知り合いなのかなぁ?って。今日のコンサートでも3人一緒に座ってるし、ハートモールのイベの時は、優奈ちゃんと前後に並んでたの覚えてたし」
「うん。ほんと凄い偶然だね」
「はっ、はい!」
逞くんとてっちゃんの言葉に、私はどぎまぎしながら返事をする。
て、てっちゃんが私の目の前に座ってるなんて…。
緊張して前見れないよー。
どうしたらいいの…。
またこんなふうに話せる日がくるなんて…夢にも思ってなかったよ。
…心の底でずっと願ってた。
また会いたい、話したいって。
そしたらほんとに会えた。
もう…今なら空だって飛べそうな気分!