君ニ恋シテル
「徹平はなんて言う?」

「俺はいいよ。っていうか、逞もやめたら?沙弓ちゃんが言うように、遊びじゃないんだし」

「大丈夫だって!!ほんっとさゆも徹平も真面目だよな〜。俺だけ言うんじゃつまんないじゃん!
んー、そうだなぁ…あっ!これは?」

逞くんは私の目の前にあるメロンソーダを指差した。

どういうことだろう…?


「ミニマラソン終わった後に、メロンソーダ飲みたいです!って言うの」

「…意味わかんないんだけど」

笑顔で話す逞くんに、真顔で返事を返すてっちゃん。


「優奈ちゃん、メロンソーダ好き?」

「えっ…うん。好きだよ」

「ほらっ、優奈ちゃんが好きな飲み物の名前を出すってことで、いいじゃん!よし、決まりー!」

楽しそうに笑う逞くん。
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