君ニ恋シテル
「まぁでもそんな大騒ぎにならなくてよかったよな」

逞はニッと笑うとメロンソーダを一気に飲み干す。


「騒ぎになってるよ。ネットでファンの子達も騒いでたし。浩ちゃんにも色々注意されたし…」

俺がそう言うと、

「まぁね。でもこの程度じゃん?大丈夫!」

逞はなんともないといった感じに笑った。


「はぁー…よく笑っていられるよな。もとはと言えば逞があんなこと計画するから」

「そうだけど、徹平も少しは楽しんでただろ?本気でヤバイと思ったら言わないっしょ」

それは…
確かに少しは楽しんでた部分もあったかもしれないけど。


「…でも、今後はほんとに気をつけないと。今回はこれで済んだからいいけど、色んな人に迷惑かけることになるし」

「うんうん、だな!優奈ちゃんにも心配かけちゃったしな!」

俺は逞の言葉に頷く。
ほんと、優奈ちゃんにも心配をかけてしまった。
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