君ニ恋シテル
すると…
突然、西村さんが俺の左手をギュッと握ってきた。
浩ちゃんの表情がみるみる内に怒りの表情に変わり、周りのスタッフもざわつくのがわかった。
「西村さんっ…」
「私…徹平くんとだったら熱愛報道されてもいいな…」
西村さんの瞳にジッと見つめられ、見つめあう形に。
「ねえ、いつなら都合いいの?私徹平くんと遊びたいってずっと思ってるんだよ?ご飯だけでもいいから、今度2人で行かない?ねっ、行こう!」
と、
「おいっ!」
急に浩ちゃんが俺達の目の前にズカズカと歩いてきた。
西村さんは鋭い目付きで浩ちゃんを睨む。
……………。
数秒間の睨み合いのすえ、西村さんは俺から手を離し、無言で立ち去ってしまった。
「…ちっ、あの女。徹平もなんで手を振り払わない!?プレゼントだって受け取らなくていいのに」
舌打ちをし、浩ちゃんはイライラした口調でまくし立てる。
「何が『徹平くんとだったら熱愛報道されてもいいな』だよ!冗談じゃない!逞のことがあったばかりだっつうのに」
撮影のたびに、西村さんのことで機嫌を悪くする浩ちゃん。
イライラはしばらくおさまらず、浩ちゃんは休憩時間中ずっと話し続けていた。
突然、西村さんが俺の左手をギュッと握ってきた。
浩ちゃんの表情がみるみる内に怒りの表情に変わり、周りのスタッフもざわつくのがわかった。
「西村さんっ…」
「私…徹平くんとだったら熱愛報道されてもいいな…」
西村さんの瞳にジッと見つめられ、見つめあう形に。
「ねえ、いつなら都合いいの?私徹平くんと遊びたいってずっと思ってるんだよ?ご飯だけでもいいから、今度2人で行かない?ねっ、行こう!」
と、
「おいっ!」
急に浩ちゃんが俺達の目の前にズカズカと歩いてきた。
西村さんは鋭い目付きで浩ちゃんを睨む。
……………。
数秒間の睨み合いのすえ、西村さんは俺から手を離し、無言で立ち去ってしまった。
「…ちっ、あの女。徹平もなんで手を振り払わない!?プレゼントだって受け取らなくていいのに」
舌打ちをし、浩ちゃんはイライラした口調でまくし立てる。
「何が『徹平くんとだったら熱愛報道されてもいいな』だよ!冗談じゃない!逞のことがあったばかりだっつうのに」
撮影のたびに、西村さんのことで機嫌を悪くする浩ちゃん。
イライラはしばらくおさまらず、浩ちゃんは休憩時間中ずっと話し続けていた。