君ニ恋シテル
「ええ、好きよ。もちろん…ファンとして。ゆうにゃんとは全く違う想いの…ね」
思考を遮り、百合香ちゃんははっきりとそう言い切った。
その目は嘘のない目だった。
揺るぎのない、真っ直ぐな目。
「…っ」
咄嗟に言い返そうとするも、言葉が出てこない。
「優奈…」
亜紀ちゃんが目で訴える。
もう、言い逃れはできない。
「百合香ちゃんの言う通りだよ…」
私は覚悟を決め、恋心を認めた。
「やっぱり…そうだと思っていたわ」
そうだと思ってたって…
「百合香ちゃん…なんでわかったの?」
「なんでって…ゆうにゃんを見ていればすぐに気付くわよ。ゆうにゃんの徹平くんを見る目は、恋する女の目をしていたわ」
「…っ」
百合香ちゃん、沙弓ちゃんと同じようなこと言ってるし…。
私、そんなに好き好きオーラ出ちゃってるの?
っていうか、百合香ちゃんにまでバレちゃって、てっちゃん以外みんな私の気持ち知ってるってこと!?
そんなあぁー!
恥ずかしいよぉー…。
「まあまあ優奈、そんなに照れない照れない。顔が真っ赤になってるよぉ」
「だってぇ…」
これが恥ずかしくないわけがない。
みんなが知ってるんだよ?
私の気持ち…。
はっ!もしかして、とっくにてっちゃんも気付いてたり…。
ううん、ないない!
それはさすがにないよ…。
「渡辺さんはゆうにゃんの気持ち知っていたのね。そうだろうなとは思っていたけど。こっそり私に教えてくれればもっと早く協力できていたのに」
「あはは、ごめん小沢ちゃん。優奈この通り照れ屋だからねー」
すると…
「ゆうにゃん、あなた今回の旅行で徹平くんに告白なさいな」
「うん…って、え!?こ、告白!?」
条件反射で返事をするも、すぐにおかしなことに気付く。
百合香ちゃん、今サラッと凄いこと言ったよね?
告白って…。
亜紀ちゃんも百合香ちゃんの発言にまたまた驚きの表情を浮かべる。
「なっ、何言ってるの百合香ちゃん!告白なんて無理に決まっ…」
「ゆうにゃん!!」
大きな声で私の言葉を遮る百合香ちゃん。
思考を遮り、百合香ちゃんははっきりとそう言い切った。
その目は嘘のない目だった。
揺るぎのない、真っ直ぐな目。
「…っ」
咄嗟に言い返そうとするも、言葉が出てこない。
「優奈…」
亜紀ちゃんが目で訴える。
もう、言い逃れはできない。
「百合香ちゃんの言う通りだよ…」
私は覚悟を決め、恋心を認めた。
「やっぱり…そうだと思っていたわ」
そうだと思ってたって…
「百合香ちゃん…なんでわかったの?」
「なんでって…ゆうにゃんを見ていればすぐに気付くわよ。ゆうにゃんの徹平くんを見る目は、恋する女の目をしていたわ」
「…っ」
百合香ちゃん、沙弓ちゃんと同じようなこと言ってるし…。
私、そんなに好き好きオーラ出ちゃってるの?
っていうか、百合香ちゃんにまでバレちゃって、てっちゃん以外みんな私の気持ち知ってるってこと!?
そんなあぁー!
恥ずかしいよぉー…。
「まあまあ優奈、そんなに照れない照れない。顔が真っ赤になってるよぉ」
「だってぇ…」
これが恥ずかしくないわけがない。
みんなが知ってるんだよ?
私の気持ち…。
はっ!もしかして、とっくにてっちゃんも気付いてたり…。
ううん、ないない!
それはさすがにないよ…。
「渡辺さんはゆうにゃんの気持ち知っていたのね。そうだろうなとは思っていたけど。こっそり私に教えてくれればもっと早く協力できていたのに」
「あはは、ごめん小沢ちゃん。優奈この通り照れ屋だからねー」
すると…
「ゆうにゃん、あなた今回の旅行で徹平くんに告白なさいな」
「うん…って、え!?こ、告白!?」
条件反射で返事をするも、すぐにおかしなことに気付く。
百合香ちゃん、今サラッと凄いこと言ったよね?
告白って…。
亜紀ちゃんも百合香ちゃんの発言にまたまた驚きの表情を浮かべる。
「なっ、何言ってるの百合香ちゃん!告白なんて無理に決まっ…」
「ゆうにゃん!!」
大きな声で私の言葉を遮る百合香ちゃん。