君ニ恋シテル
「逞ぁ!」
亜紀ちゃんが叫ぶと、逞くんはチラッと視線を向け微笑んだ。そして、ストンとまた席に座る。
亜紀ちゃんはニコニコ嬉しそう。
「はい、じゃあ続きを話します…」
今度こそ浩ちゃんの話は無事に終わり、次に逞くんとてっちゃんが立ち上がった。
その瞬間、ドキリと胸が跳ね上がる。
車内全体に歓声が飛び交う中、二人が話し出す。
「えー、まずは皆さん、当選おめでとうございます!」
「皆さんと一緒に旅行できることを、凄く楽しみにしていました」
逞くんとてっちゃんがそれぞれ話すと、またまた大歓声がわく。
ち、近い…。
目の前で話すてっちゃんを、私は直視できずにいた。
沙弓ちゃんにあの言葉を言われてから、てっちゃんと会うのは初…。
てっちゃんが私を好きなんて、そんなこと…。
でも、なんだか変に意識しちゃって…。
ドキドキして見れないよ…。
この後、全員でBoy★2の曲の大合唱が始まった。
てっちゃんと逞くんの歌声に、ファンの子達の歌声が重なる。
チラリとてっちゃんを見ると、目が合い微笑んでくれた。
わっ…!
私は慌てて目をそらす。
頬が燃えるように熱い。
もう、どうしよう…!
いつもより過剰に意識してしまう。
こんなんで告白なんて無理に決まってるよ…。
私は隣で大きな声で歌う百合香ちゃんに視線を向けた。
『私に任せて』
その言葉だけで、具体的に告白大作戦がどんな作戦なのかは全く教えられていない。
百合香ちゃん…一体どうするつもりなんだろう。
私のために張り切ってくれてる百合香ちゃん。
でも…無理だよぉー!
告白する覚悟なんて、全然できてないもん…。
そんなこんなで頭を悩ませつつも、時間はどんどん過ぎて行く。
そして…
バスの中は静まることなく、終始盛り上がり続けた。
浩ちゃんが罰ゲームで変顔をしたり、逞くんが一発芸をしたり、てっちゃんがモノマネをしたり…。
気付けばお腹が痛くなるくらい、ずーっと笑っていた。
亜紀ちゃんも百合香ちゃんも、周りのファンの子達も、笑顔が絶えなかった。
沙弓ちゃんとの熱愛報道があって、旅行に来るファンの子達の反応を少し不安に思っていたけど…大丈夫みたい。
よかった…。
そして、しばらくするとバスは目的地へと到着した。
亜紀ちゃんが叫ぶと、逞くんはチラッと視線を向け微笑んだ。そして、ストンとまた席に座る。
亜紀ちゃんはニコニコ嬉しそう。
「はい、じゃあ続きを話します…」
今度こそ浩ちゃんの話は無事に終わり、次に逞くんとてっちゃんが立ち上がった。
その瞬間、ドキリと胸が跳ね上がる。
車内全体に歓声が飛び交う中、二人が話し出す。
「えー、まずは皆さん、当選おめでとうございます!」
「皆さんと一緒に旅行できることを、凄く楽しみにしていました」
逞くんとてっちゃんがそれぞれ話すと、またまた大歓声がわく。
ち、近い…。
目の前で話すてっちゃんを、私は直視できずにいた。
沙弓ちゃんにあの言葉を言われてから、てっちゃんと会うのは初…。
てっちゃんが私を好きなんて、そんなこと…。
でも、なんだか変に意識しちゃって…。
ドキドキして見れないよ…。
この後、全員でBoy★2の曲の大合唱が始まった。
てっちゃんと逞くんの歌声に、ファンの子達の歌声が重なる。
チラリとてっちゃんを見ると、目が合い微笑んでくれた。
わっ…!
私は慌てて目をそらす。
頬が燃えるように熱い。
もう、どうしよう…!
いつもより過剰に意識してしまう。
こんなんで告白なんて無理に決まってるよ…。
私は隣で大きな声で歌う百合香ちゃんに視線を向けた。
『私に任せて』
その言葉だけで、具体的に告白大作戦がどんな作戦なのかは全く教えられていない。
百合香ちゃん…一体どうするつもりなんだろう。
私のために張り切ってくれてる百合香ちゃん。
でも…無理だよぉー!
告白する覚悟なんて、全然できてないもん…。
そんなこんなで頭を悩ませつつも、時間はどんどん過ぎて行く。
そして…
バスの中は静まることなく、終始盛り上がり続けた。
浩ちゃんが罰ゲームで変顔をしたり、逞くんが一発芸をしたり、てっちゃんがモノマネをしたり…。
気付けばお腹が痛くなるくらい、ずーっと笑っていた。
亜紀ちゃんも百合香ちゃんも、周りのファンの子達も、笑顔が絶えなかった。
沙弓ちゃんとの熱愛報道があって、旅行に来るファンの子達の反応を少し不安に思っていたけど…大丈夫みたい。
よかった…。
そして、しばらくするとバスは目的地へと到着した。