君ニ恋シテル
「徹平くん、美味しいねっ!」

「逞くん、私お肉取りますよ」


はぁ…凄いな。

ファンの子達に取り囲まれている、てっちゃんと逞くん。

私達3人は少し離れた場所から、その様子を見つめていた。


「ゆうにゃん、徹平くんと話してきなさいな」

お肉をモグモグ食べながら、百合香ちゃんが言う。


話したいけど、この状況じゃ…近付けない。

そんなことを思いながら、てっちゃんを見つめていると…

「っ…」

目が合った。

反射的に、思いっきり顔を背ける私。


わー…!こんなあからさまに目そらしちゃったらおかしいよね。

何やってるのよ、自分ー!

でも、恥ずかしくて、意識しちゃって、勝手に体が動いちゃう…。


大好きなのに…。
その気持ちをどう表したらいいのかわからない。

大好きだからこそ…こんなふうになっちゃうのかな。



結局一言も話せず、バーベキューは終わった。


そして…

その後もBoy★2ゆかりの地を回り、今まで知らなかったBoy★2を沢山知ることができた。
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