君ニ恋シテル
「あーぁ、逞とペアになれなかったぁ」
落ち込む亜紀ちゃん。
そして私も同じくガクッと肩を落としていた。
そんな甘くないよね…。
近くではてっちゃんとのペア券を引いた子が大喜びしている。
いいな…。
「私イヤよ!」
「小沢ちゃん気持ちはわかるけど…」
心底イヤがる百合香ちゃんを、亜紀ちゃんが宥める。
なんと、百合香ちゃんは浩ちゃんとのペア券を引いてしまったのだ。
元々浩ちゃんのことを嫌いだと言っていた百合香ちゃん。
その上昨日の夜、告白大作戦で浩ちゃんに見つかってしまったこともあって、余計にイヤなのかもしれない。
なんだか少し責任を感じてしまう…。
私から頼んだわけではないけど、告白大作戦は私のために計画してくれたことだし…。
「最悪だわ…」
そう呟く百合香ちゃんの顔は青ざめていた。
「百合香ちゃん、なんかごめんね…」
「何を謝っているの?ゆうにゃんは何も悪くないじゃない」
「そうだけど…なんとなく」
「悪いのは私のクジ運よ。ほんと今すぐに自分を呪ってやりたいわ!…大体にして、なぜクジにマネジャーとのペア券があるのかしら?そっからしてふざけてると思わない!?」
「そ、そうだよね。なんでかな…」
そうこうしているうちに…ついにスタートの時間はやってきてしまった。
「でわ順番にスタートしまーす」
スタッフの声で、ビクンと体が震える。
い、いよいよだ…。
一番手は逞くんペア。
「行ってきまーす!」
逞くんは明るくそう言うと、みんなに手を振りペアの子とお化け屋敷に入って行った。
逞くん亜紀ちゃんと同じで全然怖がってないし…。ありえない…。
次に亜紀ちゃん達のグループがスタートした。
笑顔で楽しそうに入っていく亜紀ちゃんの姿を見送る。
そして次に、百合香ちゃんと浩ちゃん。
笑顔の浩ちゃんに対し、百合香ちゃんは全くの無表情…というか怒ってるようにも見えた。
「はい、でわ次のグループスタートしてー」
ひいぃー…!!きたぁ!!
スタッフの声にドキドキは最高潮。
どうしよう…怖い!
チラッと後ろを振り向くと、てっちゃんとペアの子の姿。ラストがこの二人だった。
てっちゃん…助けて。
思わず目で訴えるも、てっちゃんはペアの子と話し込んでいて全くこっちを見ない。
「はい早く入ってー」
もう行くしかないっ…。
スタッフに促され、私は恐る恐るお化け屋敷に足を踏み入れた。
落ち込む亜紀ちゃん。
そして私も同じくガクッと肩を落としていた。
そんな甘くないよね…。
近くではてっちゃんとのペア券を引いた子が大喜びしている。
いいな…。
「私イヤよ!」
「小沢ちゃん気持ちはわかるけど…」
心底イヤがる百合香ちゃんを、亜紀ちゃんが宥める。
なんと、百合香ちゃんは浩ちゃんとのペア券を引いてしまったのだ。
元々浩ちゃんのことを嫌いだと言っていた百合香ちゃん。
その上昨日の夜、告白大作戦で浩ちゃんに見つかってしまったこともあって、余計にイヤなのかもしれない。
なんだか少し責任を感じてしまう…。
私から頼んだわけではないけど、告白大作戦は私のために計画してくれたことだし…。
「最悪だわ…」
そう呟く百合香ちゃんの顔は青ざめていた。
「百合香ちゃん、なんかごめんね…」
「何を謝っているの?ゆうにゃんは何も悪くないじゃない」
「そうだけど…なんとなく」
「悪いのは私のクジ運よ。ほんと今すぐに自分を呪ってやりたいわ!…大体にして、なぜクジにマネジャーとのペア券があるのかしら?そっからしてふざけてると思わない!?」
「そ、そうだよね。なんでかな…」
そうこうしているうちに…ついにスタートの時間はやってきてしまった。
「でわ順番にスタートしまーす」
スタッフの声で、ビクンと体が震える。
い、いよいよだ…。
一番手は逞くんペア。
「行ってきまーす!」
逞くんは明るくそう言うと、みんなに手を振りペアの子とお化け屋敷に入って行った。
逞くん亜紀ちゃんと同じで全然怖がってないし…。ありえない…。
次に亜紀ちゃん達のグループがスタートした。
笑顔で楽しそうに入っていく亜紀ちゃんの姿を見送る。
そして次に、百合香ちゃんと浩ちゃん。
笑顔の浩ちゃんに対し、百合香ちゃんは全くの無表情…というか怒ってるようにも見えた。
「はい、でわ次のグループスタートしてー」
ひいぃー…!!きたぁ!!
スタッフの声にドキドキは最高潮。
どうしよう…怖い!
チラッと後ろを振り向くと、てっちゃんとペアの子の姿。ラストがこの二人だった。
てっちゃん…助けて。
思わず目で訴えるも、てっちゃんはペアの子と話し込んでいて全くこっちを見ない。
「はい早く入ってー」
もう行くしかないっ…。
スタッフに促され、私は恐る恐るお化け屋敷に足を踏み入れた。