君ニ恋シテル
「おーい!どうした?大丈夫か?」
私はその声に悪口を言ってた子達から目を反らす。
人混みの中をかきわけやってきたのは浩ちゃんだった。
「浩ちゃん、ちょっと転んじゃった子がいて…でももう大丈夫だよね?」
「え、ええ。おかげさまで…」
てっちゃんの言葉に、その子は顔を真っ赤にして答えた。
「そうか、なんか様子がおかしいと思って…」
「浩ちゃん気付くの遅すぎ!
またファンの子達と話し込んでたでしょ?」
逞くんが笑いながら、浩ちゃんに向かって声をかける。
浩ちゃんは一瞬バツが悪そうな顔をした。
「…ごほんっ。あー、とにかく、握手会再開ー!」
浩ちゃんがそう言うと、また場は騒がしさを取り戻す。
「じゃあ気を付けて帰ってね」
「は、はいっ…!」
転んだ子にそう声をかけると、てっちゃんは元の位置に戻った。
「浩ちゃーん」
「なんだ、なんだー?」
浩ちゃんはまた他のファンの子に捕まり、人混みの中へと消えていった。
私はその声に悪口を言ってた子達から目を反らす。
人混みの中をかきわけやってきたのは浩ちゃんだった。
「浩ちゃん、ちょっと転んじゃった子がいて…でももう大丈夫だよね?」
「え、ええ。おかげさまで…」
てっちゃんの言葉に、その子は顔を真っ赤にして答えた。
「そうか、なんか様子がおかしいと思って…」
「浩ちゃん気付くの遅すぎ!
またファンの子達と話し込んでたでしょ?」
逞くんが笑いながら、浩ちゃんに向かって声をかける。
浩ちゃんは一瞬バツが悪そうな顔をした。
「…ごほんっ。あー、とにかく、握手会再開ー!」
浩ちゃんがそう言うと、また場は騒がしさを取り戻す。
「じゃあ気を付けて帰ってね」
「は、はいっ…!」
転んだ子にそう声をかけると、てっちゃんは元の位置に戻った。
「浩ちゃーん」
「なんだ、なんだー?」
浩ちゃんはまた他のファンの子に捕まり、人混みの中へと消えていった。