君ニ恋シテル
浩ちゃんが出て行くと、逞はソファーに深く座り込み雑誌に手を伸ばした。
「熱愛ねぇ…相手が間違ってますよ!ってね!」
そう言ってこちらをニヤニヤ見る。
「なんだよ」
「だーかーらー。西村さんじゃなく優奈ちゃんだろって話!あ、徹平今溜め息ついた!ってかそういえば優奈ちゃんから何か連絡とか来てた?」
「…来てないけど」
「そっか。優奈ちゃんショック受けてるかもしれないぜ?徹平から連絡したら?『優奈ちゃん、心配かけてごめん。熱愛なんて嘘だから。俺が好きなのは優奈ちゃんだから!』…って!あははっ!ウケル!」
………。
一人でウケて大爆笑してる逞を見て、俺はまた大きな溜め息をついたのだった。
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「熱愛ねぇ…相手が間違ってますよ!ってね!」
そう言ってこちらをニヤニヤ見る。
「なんだよ」
「だーかーらー。西村さんじゃなく優奈ちゃんだろって話!あ、徹平今溜め息ついた!ってかそういえば優奈ちゃんから何か連絡とか来てた?」
「…来てないけど」
「そっか。優奈ちゃんショック受けてるかもしれないぜ?徹平から連絡したら?『優奈ちゃん、心配かけてごめん。熱愛なんて嘘だから。俺が好きなのは優奈ちゃんだから!』…って!あははっ!ウケル!」
………。
一人でウケて大爆笑してる逞を見て、俺はまた大きな溜め息をついたのだった。
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