君ニ恋シテル
ふてくされたような表情のまま、西村陽花は言葉を続けた。
「徹平くん、やっぱり彼女いるんじゃないの…?そのネックレス、彼女から貰ったんでしょ?」
「違うよ」
「じゃあなんで私のは付けてくれないの!」
若干声を荒げてそう言うと、ジロリと百合香ちゃんを睨み付けた。
そして…
「…この子と付き合ってるんじゃないの?」
驚くほど冷たく低い声で、ポツリと呟いた。
「わあー!何々この展開!なんか面白くなってきた…!」
「ちょっと亜紀ちゃん!声大きい!聞こえちゃうよ…!」
「だってぇー!」
気付かれちゃうんじゃって焦ったけど、どうにか大丈夫だったみたい。
大人しく成り行きを見守る。
それにしても、ほんとこの展開は…何?
「付き合ってなんていないわ。私と徹平くんはただの友達よ」
ずっと無言だった百合香ちゃんが口を開く。
「嘘!このネックレス、あなたがプレゼントしたんでしょ?絶対そうよ!」
「西村さん、ほんとにそれは違うよ」
てっちゃんがそう言うも、西村陽花は納得してない様子で。
「…じゃあ徹平くん、私と付き合ってくれる?彼氏になってくれる…?」
…っ!
いきなり告白…!?
胸にズキンと大きな衝撃が走る。
「ずっと言おうって思ってたんだけど、私徹平くんのこと好きなの…ずっと、ずっと好きだった」
潤んだ瞳で、てっちゃんを見つめる。
くらりと目眩がした。
今目の前で起きてること、何がなんだか…。
お願いだからもうやめて…。
「ちょっとほんとなんなのこの女!」
怒ったように、でも抑え気味の声で話す亜紀ちゃん。
もう嫌だ…逃げ出したい。
見ていられない…。
てっちゃん…なんて答えるんだろう。
クラクラと倒れそうになりながら、てっちゃんの言葉を待つ。
「…ごめん。それは無理だよ」
今、ごめんって言った?
無理って…。
亜紀ちゃんを見ると、得意気な表情を浮かべガッツポーズをして見せた。
断った…。
西村陽花の告白を、断った…!
「どうして!?この子と付き合ってるから…?」
「そうじゃなくて…」
「…付き合ってるんでしょ?いいよ嘘つかなくて」
「西村さん、だから違うって」
「じゃあ私と付き合ってよ…!」
「…」
「もういい…2人のこと言いふらしちゃうから」
そう言うと西村陽花は凄い形相で百合香ちゃんを睨みつけた。
…なんかこれってやばくない?
「徹平くん、やっぱり彼女いるんじゃないの…?そのネックレス、彼女から貰ったんでしょ?」
「違うよ」
「じゃあなんで私のは付けてくれないの!」
若干声を荒げてそう言うと、ジロリと百合香ちゃんを睨み付けた。
そして…
「…この子と付き合ってるんじゃないの?」
驚くほど冷たく低い声で、ポツリと呟いた。
「わあー!何々この展開!なんか面白くなってきた…!」
「ちょっと亜紀ちゃん!声大きい!聞こえちゃうよ…!」
「だってぇー!」
気付かれちゃうんじゃって焦ったけど、どうにか大丈夫だったみたい。
大人しく成り行きを見守る。
それにしても、ほんとこの展開は…何?
「付き合ってなんていないわ。私と徹平くんはただの友達よ」
ずっと無言だった百合香ちゃんが口を開く。
「嘘!このネックレス、あなたがプレゼントしたんでしょ?絶対そうよ!」
「西村さん、ほんとにそれは違うよ」
てっちゃんがそう言うも、西村陽花は納得してない様子で。
「…じゃあ徹平くん、私と付き合ってくれる?彼氏になってくれる…?」
…っ!
いきなり告白…!?
胸にズキンと大きな衝撃が走る。
「ずっと言おうって思ってたんだけど、私徹平くんのこと好きなの…ずっと、ずっと好きだった」
潤んだ瞳で、てっちゃんを見つめる。
くらりと目眩がした。
今目の前で起きてること、何がなんだか…。
お願いだからもうやめて…。
「ちょっとほんとなんなのこの女!」
怒ったように、でも抑え気味の声で話す亜紀ちゃん。
もう嫌だ…逃げ出したい。
見ていられない…。
てっちゃん…なんて答えるんだろう。
クラクラと倒れそうになりながら、てっちゃんの言葉を待つ。
「…ごめん。それは無理だよ」
今、ごめんって言った?
無理って…。
亜紀ちゃんを見ると、得意気な表情を浮かべガッツポーズをして見せた。
断った…。
西村陽花の告白を、断った…!
「どうして!?この子と付き合ってるから…?」
「そうじゃなくて…」
「…付き合ってるんでしょ?いいよ嘘つかなくて」
「西村さん、だから違うって」
「じゃあ私と付き合ってよ…!」
「…」
「もういい…2人のこと言いふらしちゃうから」
そう言うと西村陽花は凄い形相で百合香ちゃんを睨みつけた。
…なんかこれってやばくない?