君ニ恋シテル
「そもそも偶然会うなんておかしいじゃない…。最初からここで会う約束してたんでしょ?」
「違うわ。本当に偶然会っただけよ」
「証拠は?ないでしょ?そんなすぐばれるような嘘。バカにしないで!」
鋭い目つきと口調。
ますますヒートアップする西村陽花。
そして…
「写真撮って、みんなに2人のこと言いふらしちゃうから!」
手に持っていた携帯をてっちゃんと百合香ちゃんに向けた。
「ちょっとちょっとヤバイんじゃない?」
亜紀ちゃん…そう言ってるわりには声が楽しそう。
「楽しんでる場合じゃないよ!」
「失礼な!楽しんでないし!」
「どうしよう…」
これは止めに入るべき…だよね?
「亜紀ちゃん、西村陽花を止めよう」
「えっもうちょっと様子見ようよ!」
「でもっ…」
緊迫したムードが流れる中、てっちゃんが口を開いた。
「西村さん、落ち着いて。ほんとに付き合ってないんだよ」
「…嘘つかないで!」
「嘘じゃないよ」
「じゃあ…じゃあ私と付き合ってよ!」
「だから、それは無理だよ…ごめん」
「…何よ、やっぱりその子と付き合ってるんじゃない!もういいっ!」
ヤバイ撮られる…!
すると次の瞬間、
「そうはいかない」
突然現れたその人が、ガシッと西村陽花の腕を掴んだ。
「…っ!ちょっと離してよっ!」
暴れる西村陽花にビクともしない。
「痛っ…!離しなさいよー!!」
その人の正体は…
「浩ちゃん」
てっちゃんが、その人の名前を呼んだ。
そう、現れたのは、Boy★2のマネージャー、緑川浩二。浩ちゃんだった。
「中々戻ってこないと思ったら、こんなことになってやがる。探しに来て正解だったな」
「いいから早く離しなさいよー!」
「ダーメ。お前今写真撮ろうとしてただろ?全部見てたからな」
「…っ!だから何?…離してよっ!」
「二人は付き合ってなんかない。何の確証もないのに人を疑うのはやめろ」
「何よっ…!私は絶対信じないんだから!」
ジタバタと暴れ、なんとか浩ちゃんの手を振り払うと、キッと百合香ちゃんを睨み付けた。
「…こんな子と付き合ってるなんて信じられないっ!」
吐き捨てるようにそう言うと、西村陽花は駆け足でその場を去った。
まるで嵐が去ったかのように、静寂がその場を包む。
「違うわ。本当に偶然会っただけよ」
「証拠は?ないでしょ?そんなすぐばれるような嘘。バカにしないで!」
鋭い目つきと口調。
ますますヒートアップする西村陽花。
そして…
「写真撮って、みんなに2人のこと言いふらしちゃうから!」
手に持っていた携帯をてっちゃんと百合香ちゃんに向けた。
「ちょっとちょっとヤバイんじゃない?」
亜紀ちゃん…そう言ってるわりには声が楽しそう。
「楽しんでる場合じゃないよ!」
「失礼な!楽しんでないし!」
「どうしよう…」
これは止めに入るべき…だよね?
「亜紀ちゃん、西村陽花を止めよう」
「えっもうちょっと様子見ようよ!」
「でもっ…」
緊迫したムードが流れる中、てっちゃんが口を開いた。
「西村さん、落ち着いて。ほんとに付き合ってないんだよ」
「…嘘つかないで!」
「嘘じゃないよ」
「じゃあ…じゃあ私と付き合ってよ!」
「だから、それは無理だよ…ごめん」
「…何よ、やっぱりその子と付き合ってるんじゃない!もういいっ!」
ヤバイ撮られる…!
すると次の瞬間、
「そうはいかない」
突然現れたその人が、ガシッと西村陽花の腕を掴んだ。
「…っ!ちょっと離してよっ!」
暴れる西村陽花にビクともしない。
「痛っ…!離しなさいよー!!」
その人の正体は…
「浩ちゃん」
てっちゃんが、その人の名前を呼んだ。
そう、現れたのは、Boy★2のマネージャー、緑川浩二。浩ちゃんだった。
「中々戻ってこないと思ったら、こんなことになってやがる。探しに来て正解だったな」
「いいから早く離しなさいよー!」
「ダーメ。お前今写真撮ろうとしてただろ?全部見てたからな」
「…っ!だから何?…離してよっ!」
「二人は付き合ってなんかない。何の確証もないのに人を疑うのはやめろ」
「何よっ…!私は絶対信じないんだから!」
ジタバタと暴れ、なんとか浩ちゃんの手を振り払うと、キッと百合香ちゃんを睨み付けた。
「…こんな子と付き合ってるなんて信じられないっ!」
吐き捨てるようにそう言うと、西村陽花は駆け足でその場を去った。
まるで嵐が去ったかのように、静寂がその場を包む。