君ニ恋シテル
「優奈ちゃん、テディベアちょっとかしてもらってもいい?」

「うん…?」

抱っこしていたテディをてっちゃんへ手渡す。


すると、てっちゃんはテディにつけていたネックレスを外した。


そして、

「つけてあげる」

「!…へっ!あの、その…!」

ちょっと待ってー!


「動かないで」

有無を言わさないてっちゃんに、私は黙って従うしかなくて。

近い、近いよ…!
てっちゃんの指が微かに私の首に触れた。
ドキドキしすぎて、どうにかなってしまいそう…。


いつの間にか観覧車は頂上に到着。
ちょうどその時、てっちゃんは私にネックレスを付けてくれた。
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