君ニ恋シテル
ついにてっちゃんの番。
逞くんと入れ替わりで、ステージに現れた。


心臓が大きく揺れる。
多分、今までの人生の中で一番ってくらい緊張してる。


てっちゃんは今、どんな気持ちでいるのかな…?

もしかして、もしかしたら…私と同じように、緊張してる…?


と、



…!



今、目が合ったような…。
気のせい、だよね…?
だって、こんなに離れてるのに。
こんなに沢山の人がいるのに。
気付くはずないよね?

でも…気のせいだったとしても、私を見つけてくれたような気がして嬉しかった。




大きく深呼吸をし、てっちゃんが口を開く。


「心を込めて作った曲です。聞いてください」
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