キミと一緒に、未来も -幕末にタイムスリップ-
出会い
「…っつぁー…」
頭痛で目が覚めた。
視界には畳とふすま、本当にそれだけが見えた。
起きあがろうと、手足を動かそうとするも、動かない。
…縛られてる…!!
声を出そうとしてみると、口には布が巻かれていて喋れなかった。
目が覚めたときのままの体勢で、脳をフル回転させて考えてみる。
昨日…かどうかはわからない。
けど確か、目覚める前はパパの所にいて、飛び出して…
…神社、そう。神社だ。
色々考えて、なんとか帰ろうとしたときに…
トラックに跳ねられたはずだ。