キミとミタ
さて、あの心臓破裂寸前の電車からは
降り、無事(?)目的地に着くことが
できました。そこは結構有名な
ら●んどわん。そこでも、田口と会話
したのはちょっとだけ。でも、ジュース
さりげなく「飲む?」て聞いてきた
田口が優しくてなんかかっこよく見えて
やっぱり、いい人だな。って思った。


それから、帰りの電車に乗り駅で降り、
2人で歩いて帰った。

やっぱり沈黙。
かと思ってたら田口が

「あのさ、手いぃ?」
暗くてよく顔は見えなかったが
きっと真っ赤だったんだろうね。
「うん。」
静かに答えた私だったが、もう
心臓の拍動が田口に聞こえちゃう
んじゃないかってくらいバクバク
ゆってたんだよ。

真、この日初めて手を繋いだね。

他のカップルからしたら遅めの
付き合って2ヶ月後の記念日
でした。
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