キミとミタ
あたしはノンに昨日までのいきさつをすべて話した。


一人で考えているときは別になんとも思わなかったのに、ナゼだかノンに話しているうちに、

自然に、

本当に自然に涙があふれてきた。

あたしは無理に止めようともしなかった。


目の前を見ると静かに泣いていたノンの姿。



あたしのために泣いてくれるなんて

ノンは優しいね。


ノンが話を聞いてくれて


心のなかがすぅっと軽くなった気がした。


こんないい友達と離れなきゃいけないとか


絶対にヤダっ!!!


ドウシテアタシタチコドモガオヤノツゴウデ????


同じ質問が何度もあたしの心の中で繰り返し流れていた。


中学生の友情なんて・・・

ってバカにする人がいるかもしれない。

だけど、

あたしとノンの間には言葉で簡単に表せられないほど

深い関係があったんだとあたしは思ってるんだ。
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