ナンパ男との恋3
あやのさんを雄介くんの隣に座らせ
私は、
離れた場所に
一人座った。
「春菜ちゃんって
人見知り?」
そう言いつつ
他の男が隣にくるから
まったく意味ないけど。
「あー・・はい・・」
「可愛いから
モテるでしょ?」
「いえ・・・・」
「まったまた~!
ね、俺何歳に見える?」
まったく興味ないのですが。
「20歳くらいですか?」
「おっ、ビンゴ。
すっげぇ!
春菜ちゃんは いくつ?」
「さぁ・・・」
「秘密?」
教えたくないだけなんだけど。
「あー、はい」
「ほんっと 可愛いよねー」
そう言いながら
私の頬に手をかけようとした時
鳥肌が立つくらいの
嫌悪感が体中を走り、
また 思わず
立ち上がってしまった。
「春菜ちゃん?
いきなり どしたの?」
隣の男が
驚いた顔をしている。
「あ、いえ・・・」
少し距離を離し
座りなおした。