ナンパ男との恋3
ガマン・・ガマンしなくちゃ。
輝樹以外の男と近づくだけで
こんな嫌悪感が走るなんて
自分でも不思議で仕方がないけど
逃げ出したくなるくらい
嫌だ・・・。
そんな状況を
必死でガマンし、
ようやく4時前になったけど・・
「私、そろそろ
帰らないといけないから・・」
と、立ち上がると
あやのさんが
「雄介くんが送ってくれるって!」
「は?」
「佐々木さんの家まで
送ってくれるって」
「あ、それは・・遠慮しとく」
「え?何で?」
「一人で帰れるから」
「春菜ちゃん、遠慮しなくてもいいって!
ちゃんと送っていくから」
「用事があるから・・」
ガチャっ
いきなり部屋の扉が開き
目が合った瞬間
「お前、何してんの?」
輝樹・・・?