ナンパ男との恋3
「んな泣きそうなツラしてると 身包み全部はがして押し倒すぞ?」
「別に泣きそうな顔なんて・・」
「ふぅん?じゃあ
誘ってんの?」
「何か、輝樹
今日 意地悪・・・」
思わず ボソッと呟いてしまい
輝樹の顔を見上げると
「へぇ・・・・意地悪ねぇ?」
怖い笑みを浮かべながら
「だな、優しくしねぇとな?
ほら、抱きしめてやるから
こっちこい。」
両手を広げ待っている輝樹の胸に
恐るおそる顔をうずめると
抱きしめられ・・
たと思ったら・・・
「っいっ・・・痛」
首筋に いきなり噛み付き
「ちょっ!?輝樹
痛い・・ってば・・!」
しっかり両手で抱きしめられてるせいで
ジタバタする私の体は
ビクともしない・・。
ようやく噛み付いた部分から口が離れ
両手が緩むと、
「あーあ。春菜ちゃんってば
そんな所にキスマークつけて
やっらしー」
「なっ!?うそ!?」
噛み付かれたんじゃなくて
吸われたって事!?
でも、すごく痛かったんだけど・・・
手で噛まれたと思っていた部分を押さえながら
体を毛布でくるみ
バスルームへ向かおうと立ち上がろうとする私の様子を
含み笑いを浮かべ
じっと見ている輝樹・・。