冷血少女×××

あ…紫乃月さんだ。

「水臭いじゃありませんの?氷河咲さん。」


怖い


しなやかに言っているけれど顔は凍りついている



「御免なさいね。紫乃月さん、なんだかお恥ずかしくて申し上げられなかったですの」


さらり、返す


紫乃月さんの顔が怯んだ


「ど、どちらから告白を?」


「羽夜音からですわ。」


これは堪えたみたいだ


ばたん

「紫乃月様!」


一斉にお嬢様たちが駆け寄った
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