冷血少女×××

「あ、いや、その。これはあの、」


ばっ


「は、やと」

羽夜音はいきなり抱きついてきた。


「――っ!」

ち、近い…


「は、なれ…」「さっきは、悪かった。」



…………へっ?


「あんなことして、やり過ぎた。」



「………。うん。びっくりした」


「ごめん。」


「欲求不満なら他の女の子とそーゆことしなよ」

羽夜音の目が揺らいだ。

「ちがくて…」

「あたしは、あたしを本当に大切に思ってる人としかしないから。」


なんであたし、こんなことを…。


< 72 / 87 >

この作品をシェア

pagetop