冷血少女×××

「え……?あたし、ないてた?」


羽夜音の指に乗る一粒の滴。


「どんな夢を見たんだ?」


どんなって、あの夢のことを羽夜音に話すのは…


「トランポリンから落ちる夢。」

「は?どんな夢だよ」


ふっと鼻で笑われた。


「うん、痛かった。」

「夢なんだから痛いわけねーだろ」


また笑われた


「痛かったもん」


心がね



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