それでも世界はまわる -white snow-
美緒奈はふっとうつむいた。
美佳も呆然となる。
「嘘・・・。トモ君が・・・ミオ、裏切るわけ・・・」
「裏切ったのは智之じゃない! 美佳、あんたよっ!」
美緒奈は下を向いたまま叫んだ。これまでに見たこともない悲痛な表情。
拳を白くなるほど強く握りしめ、小刻みに震えながら投げつけるように言い切ると、鬼のような形相で美佳を睨む。
「あんたは智之に返事もせず韓国へ行った。りおん君がいるから当然断られると思ってた智之に期待を持たせてね! そしたらりおん君と結婚? ふざけんでや!
人を振り回すのもいい加減やめて! あたしはあんたに失望したよ!」
美佳も呆然となる。
「嘘・・・。トモ君が・・・ミオ、裏切るわけ・・・」
「裏切ったのは智之じゃない! 美佳、あんたよっ!」
美緒奈は下を向いたまま叫んだ。これまでに見たこともない悲痛な表情。
拳を白くなるほど強く握りしめ、小刻みに震えながら投げつけるように言い切ると、鬼のような形相で美佳を睨む。
「あんたは智之に返事もせず韓国へ行った。りおん君がいるから当然断られると思ってた智之に期待を持たせてね! そしたらりおん君と結婚? ふざけんでや!
人を振り回すのもいい加減やめて! あたしはあんたに失望したよ!」