それでも世界はまわる -white snow-
「・・・やばいんじゃねぇの?」
智之がふと美佳に目を向けた。瞬間、彼女はかっと目を見開いた。
美緒奈は申し訳程度に一歩身を引いたが、理沙は美佳の名を呼んで、肩に手を置いた。
美佳が勢いよく振り向く。
「きゃあっ! りーちゃん!」
「な、なにー?」
雪で濡れた桜の葉も、美佳の体温で乾いたらしい。
ひらひらと綺麗に宙を舞う。
「りーちゃん、ごめん! ごめんねっ!」
智之がふと美佳に目を向けた。瞬間、彼女はかっと目を見開いた。
美緒奈は申し訳程度に一歩身を引いたが、理沙は美佳の名を呼んで、肩に手を置いた。
美佳が勢いよく振り向く。
「きゃあっ! りーちゃん!」
「な、なにー?」
雪で濡れた桜の葉も、美佳の体温で乾いたらしい。
ひらひらと綺麗に宙を舞う。
「りーちゃん、ごめん! ごめんねっ!」