それでも世界はまわる -white snow-
そんな態度に美佳は少し腹が立ったが、それよりもりおんがまだ到着していないことの方が気になった。
もしかして事故に遭っているのでは、など悪い方にばかり想像は膨らむ。
そうしているうちに、美佳は居ても立ってもいられなくなった。
「先生、あたし・・・りおん君を探しに・・・!」
「いやいやいや、美佳さん、早とちりをしない」
山本先生は大げさに出席簿を持っている右手を振る。
「りおん君とはさっき職員室の前で会って・・・校長先生に呼ばれていたから、それを伝えました。だから無事ですよ、彼は」
「校長先生に・・・?」
もしかして事故に遭っているのでは、など悪い方にばかり想像は膨らむ。
そうしているうちに、美佳は居ても立ってもいられなくなった。
「先生、あたし・・・りおん君を探しに・・・!」
「いやいやいや、美佳さん、早とちりをしない」
山本先生は大げさに出席簿を持っている右手を振る。
「りおん君とはさっき職員室の前で会って・・・校長先生に呼ばれていたから、それを伝えました。だから無事ですよ、彼は」
「校長先生に・・・?」