それでも世界はまわる -white snow-
「校長先生が、風吹美佳さんと神楽りおん君って。
 りおん君は階段の下であなたを待ってますから、一緒に行くといいでしょう」

「あ・・・はぁ・・・」

「ま、朝礼はよしとしましょう。一時間目が始まるまでには終わると思いますよ。
 さ、早う行ってきんさい」

とりあえず美佳は校長室へ向かうことにした。
訳は分からないが、どの道ここにいたのでは始まらない。

なにより、一番頼りにしているりおんが一緒なのだから怖くなかった。
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