それでも世界はまわる -white snow-
(・・・ここ、水瀬中じゃない・・・。この制服って確か・・・)

「朝礼は出席にするか。特に連絡もないし。一限が始まるまでには終わると思うが・・・ま、早う行きんさい」

山崎孝之、と書かれた名札がついている男の手にある出席簿を見て、美佳は確信を持った。ここは、

「大神山高校!?」

「は? 何言っとるんだ?」

と、担任であろう山崎先生は首を伸ばした。


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