それでも世界はまわる -white snow-
人数の少ない中学時代まではそう気にされていなかったが、大神山高校で女子の憧れの的になったりおんと結婚するにあたって、高校生で結婚は生意気。みんなのイケメンを独り占めするブサイク女。
なんて心ない一部の生徒から噂され、当時美佳は本当に自分で相応しいのかと苦悩したり、滅入って塞ぎ込むことも増えていた。

そんなとき傍にいてくれたのは慎吾だった。

いつもは間違いなく友人として支えてくれていたが、その日は未成年ながらお酒も飲んだりして、お互い普通の状態ではなかったと思う。
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