泣き虫彼女とロールキャベツ彼氏
私が食器を洗い爽が手渡されたそれらを片付ける。
元々鍋ということもあり
あまり食器を使わなかった為、すぐに片付いた。

ちょっと楽しいかも♪
なんて思いながら
ニコニコしている私に

爽「美紅皿洗い好き?」

さっきまで遠くで聞こえてた声が

突然私の耳元で聞こえたことに対し私は身体をびくんとさせた。

美紅「うん/////まぁ…」

恥ずかしいことが爽にばれるのが嫌で照れながらも
頑張って返答する私。

爽「へぇ、そうなんだ?」

顔が近くて表情は見えないが声色が明るくなった気がした。

美紅「うん♪………………………うん?」

あるぇ?

胸に違和感。それもそのはず

気が付けば私は爽に後ろから抱き締められている状態で、彼の両手は私の胸を覆っている状態だった。

美紅「爽さん。」



爽「なんだね、美紅さん。」


美紅「この手はなにかね?」


爽「俺のデザートのプリン。」
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