ラヴレターを君に
僕が諦めそうな時
君は僕の背中を叩いて
『頑張ろう!』って
言ってくれる。

君はいつも
『頑張れ』じゃなくて
『頑張ろう』だよね。

一人じゃないんだって
嬉しかったよ。


僕が悔しいとき
君は何も言わず
そっと隣に座ってくれたね。

『一人にしてくれ』なんて
叫んでしまったけど
一人にして欲しい奴なんて
いないんだ。

君はずっと隣にいてくれた。


僕が嬉しいとき
君は手を叩いて、喜んだね。
自分のように喜んで
その素直さに
何故か僕が
恥ずかしくなったよ。
そして
どうしようもなく
君に憧れた。


僕が泣いているとき
君は必ず
右手にさくらんぼの飴玉を握りしめて
何も言わず、僕に差し出す。

さくらんぼの飴玉が
元気の素なのかな…?
僕にも
元気を分けてくれてたの?

でも不思議と
君がくれたさくらんぼの飴玉は
食べると
とっても
とっても
元気になれたよ。


沢山の道を
僕らは歩き。

沢山の時を
刻んだね。

…いつも
隣は君だった。
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