少年Sと知識の泉
本の最初に書かれている何かの文章が書かれていた。


『~運命のものへ送る~』

『継承者、これから起こる運命をう・・』


「あー、またかすれて読めないじゃんかよ。
 この本、どれ位の年代もんだろう」


やはり、所々かすれて読めなくなっているため、


解読にも、解釈にも時間がかかりそうな本であった。


「えーと、次は効能についてか」


『効能は、知識と万物の原理を知るであろう。』


と書かれている。


うさんくさいレシピだが、

これを作って飲まないと、


先が読めないようだ。


この、『知識の泉』っていうの、


作れってことか。


「でも、とんでもない量の材料と、工程だな。
 でも、先を読むためだ。
 作ってみるかない、行動あるのみ!」
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