少年Sと知識の泉
ザワザワ・・・・・・ーーー


ここはドイツ郊外の田舎町。

フランスとの国境に近い町だである。


今日は日曜日で1ヶ月に一度開かれる、


骨董市の日だった。



国境をまたいで、フランスからも、


骨董品やアンティークの物が店に並ぶ。


「今日も人が多いな~。
 さて、いいものがありますかね?」


少年シュタインはぶらぶらと歩きながら、


目ぼしい品物を探していた。


「あ!あれはー前に買ってもってるやつじゃん。
 はあ、何かいいものないかな?」



あんまり今日はいいものないな。


そうだ、裏通りにでも行ってみるか。



『裏道り』=怪しい店、偽物品多数。



危なくはないが、


偽物が多いのでしられている。










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