空を翔ける一筋の流れ星
津久井道を出たところで左に曲がり、警察署の斜め向かいの信号で立ち止まる。
ここに立っている俺は、中身も何もない空っぽの人間だ。
背中を押されるまでもなく、車が作る風圧だけで倒れてしまいそうな気がする。
何とも情けない様だ。
そんな体を引きずるようにして歩き、ようやくマンションの最寄り駅へと着いた。
電車だと二分も掛からない距離が、歩けば三十分にも変わってしまった。
ここから次はマンションへと足を進めていくうちに、俺はあるところで足を止めた。
空と初めて会った緑地の入口。
もしかしたら、ここに入れば空は何事もなかったかのように、もう一度俺の前に現れるかもしれない。
そんな期待を抱きながら、緑地へと入っていった。
もし、空が姿を現したら笑いながら「何してたんだよ」って、何度も言ってやる。
そんなことを考えながら歩いていたが、何一つ俺の前に姿を現すものなどなく大通りへと出てきた。
入口で抱いた期待は、失望へと変わり、またしても空っぽの人間へと戻り、必死でマンションへと帰った。
必要以上に疲れたので、シャワーを浴びる元気すら出ない。
歩いて帰ってきたという疲れというよりは、今日一日が凄く疲れた。
ここに立っている俺は、中身も何もない空っぽの人間だ。
背中を押されるまでもなく、車が作る風圧だけで倒れてしまいそうな気がする。
何とも情けない様だ。
そんな体を引きずるようにして歩き、ようやくマンションの最寄り駅へと着いた。
電車だと二分も掛からない距離が、歩けば三十分にも変わってしまった。
ここから次はマンションへと足を進めていくうちに、俺はあるところで足を止めた。
空と初めて会った緑地の入口。
もしかしたら、ここに入れば空は何事もなかったかのように、もう一度俺の前に現れるかもしれない。
そんな期待を抱きながら、緑地へと入っていった。
もし、空が姿を現したら笑いながら「何してたんだよ」って、何度も言ってやる。
そんなことを考えながら歩いていたが、何一つ俺の前に姿を現すものなどなく大通りへと出てきた。
入口で抱いた期待は、失望へと変わり、またしても空っぽの人間へと戻り、必死でマンションへと帰った。
必要以上に疲れたので、シャワーを浴びる元気すら出ない。
歩いて帰ってきたという疲れというよりは、今日一日が凄く疲れた。