空を翔ける一筋の流れ星
「あっ、ここでも妃來さん写ってますね」
少しだけのつもりが、アルバムの写真はいつの間にか高校時代から中学時代に変わっていた。
「まあ、妃來とは幼稚園のときからずっと一緒の幼馴染みだからな。
腐れ縁というか、腐った縁だよ」
笑って空を見ると、目を輝かせて両手を顔の前で合わせていた。
どうせ、また「凄くいいです」とか言って興奮するのだろう・・・
「誰と誰が腐った縁だって」
その声に振り返ると、少しだけアヒル口になって仁王立ちしている妃來がいた。
顔を赤くして恥ずかしがりながら写っている高校時代の写真が不意に頭のなかに浮かび、目の前の妃來をよそに思い出し笑いをしてしまった。
今ではこんな風になっているとは、この写真の俺と妃來自身は思っていなかっただろうな。
「俺とお前だよ。
幼稚園から一緒って、腐った縁以外何でもないだろ」
「こっちだって好きで翔とずっと一緒じゃないわよ」
「お互いのことは何でも知っているもんな」
面倒くさそうに俺と空の間に妃來は三角座りをした。
恥ずかしいときはわざと面倒くさそうな表情になり三角座りをするのは、小さいときからの妃來の癖だ。
こんな感じでお互いの癖や、性格などは十中八九分かってしまうのだ。
少しだけのつもりが、アルバムの写真はいつの間にか高校時代から中学時代に変わっていた。
「まあ、妃來とは幼稚園のときからずっと一緒の幼馴染みだからな。
腐れ縁というか、腐った縁だよ」
笑って空を見ると、目を輝かせて両手を顔の前で合わせていた。
どうせ、また「凄くいいです」とか言って興奮するのだろう・・・
「誰と誰が腐った縁だって」
その声に振り返ると、少しだけアヒル口になって仁王立ちしている妃來がいた。
顔を赤くして恥ずかしがりながら写っている高校時代の写真が不意に頭のなかに浮かび、目の前の妃來をよそに思い出し笑いをしてしまった。
今ではこんな風になっているとは、この写真の俺と妃來自身は思っていなかっただろうな。
「俺とお前だよ。
幼稚園から一緒って、腐った縁以外何でもないだろ」
「こっちだって好きで翔とずっと一緒じゃないわよ」
「お互いのことは何でも知っているもんな」
面倒くさそうに俺と空の間に妃來は三角座りをした。
恥ずかしいときはわざと面倒くさそうな表情になり三角座りをするのは、小さいときからの妃來の癖だ。
こんな感じでお互いの癖や、性格などは十中八九分かってしまうのだ。