【短】きゃらめるちっく!
*
試験当日
「…はじめ」
放課後にあたしは一人残された。霧野くんに教わったことを全部出して頑張った。
「できま…した」
「はい」
一口食べてから、先生は吐息をついた。…大丈夫だったのかな?いや、駄目だった…?
「…真城さん」
「はい…っ」
「大変、美味しいです」
「!」
にこりと微笑む先生。やった…!なんとか留年を食い止められるかも…
「有り難うございます!」
「ええ…霧野くんのおかげね」
「えっ…?」