オフィスの華~若社長と秘書のHoneyな関係~
「……お母さん…酷い剣幕で反対していたな~」


「うん…まあ~」


私は助手席。
祐早斗さんは運転席に座る。


耶刃常務の船の停泊する波止場まで急ぐ。


左ハンドルの外車に乗るのは初めて…
何だか右側に助手席があるのは大きな違和感があった。



祐早斗さんは慣れた手つきでハンドルを動かす。


ハンドルを握る指は男性にしては細く長い。


「何見てる?」


「別に…」


「キスしたくなったのか?」






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