ほんの少しの距離
小さなあなたと小さなあたし。

衝撃的!!

『ラーメンうまっ♪』

ただ今、美央ちゃんと大好きなラーメンを食べてます♪

やっぱ博多ラーメン最高☆☆

「早織食べるの早っ!!ってか小4で1杯食べきるってどーなの・・・・」

「気にしない、気にしない♪」

あ、申し遅れました。あたし、早織っていいます!!小4です!!


・・・・小4だからってバカにしないでくださいね。

こうみえてしっかり者なんですよ???

精神年齢は小6・・・・くらいあるし。

あたしの家は両親が離婚して、母子家庭なの。それで、仕事はバリバリこなすのに、日常生活は本当にダメな美央ちゃんが(あ、美央ちゃんっていうのはあたしのママですッ♪)心配で、ついてきたの。

いやぁ、人間苦労すると大人になるんだねぇ。


まぁ、自己紹介はここまでっ!!!


美央ちゃんが食べ終わったから、2人でお店を出た。



「美央ちゃん今日仕事何時から???」

「え~っと・・・・7時くらいに行こうかな。今日も多分遅くなるかも。」

「そっかぁ。あんまりお酒飲みすぎないでよ!?」

「はぁ~い。」

美央ちゃんの仕事は水商売。超!!高級クラブで働いてるの。

そしてあたしは美央ちゃんが20歳のときの子。

だからまだまだ若くて、子どもがいるとは思えないくらいキレイ。

この遺伝子があたしに入っているなんて、信じられない・・・・・・。

しかも性格も本当に良くて、クラブのみんなから慕われてるの!!!

あたしの話とかも、ちゃんと聞いてくれる、憧れの人なんだぁ!!


・・・・・・・マザコンとか言わないで下さい。


話していると携帯が鳴り、美央ちゃんが電話にでた。


「もしも~し誰???・・・・・健じゃない!!どうしたの???」

「健ちゃん???」


『健』という名前を聞くと、あたしは携帯に耳をすませた。

健ちゃんは、美央ちゃんの弟。つまり、あたしの叔父さん。



健ちゃんが一体何の用だろう・・・・・・







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