君のために
第l章 ・・・初めて・・・

・引越し・




あたしはこの冬






この街に引っ越してきた。





田河 七海乃


14歳





前の学校で





先生にいっつも怒られてて、、、




そんな毎日が嫌になって




おばあちゃんの家の近くのマンションに




1人暮しすることになった。








そして学校も転校して




新しい生活が始まろうとしていた。








初めての学校の日







さすがに初日からスカートひざ上15cmはないか…




学校は歩いて5分ぐらいの近いとこだった。




あたしがとことこ歩いて行くと





「お前見たことないけど…誰?」



「…えっ?あたし?」


「あんたしかいね―し。」





あたしに声をかけてきたのは


見た事もない


男子



「今日から転校してきた・・・」



「ふ―ん。」




聞いときながら『ふ―ん…』て・・・



「ってか・・・なんで話し掛けてきたの?」




「ん?ゆっとくけど俺、ここの校長の孫だから。」




「え?まぢ?」




「おお・・・」




なんか…敬語のほうがいい?




「あの・・・職員室ってどこですか?」




「いきなり敬語ってど―よ・・・」




「…でどこなの?」





「ついてこいよ。」




「…うん」




なんかよくわかんね―や…
< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop