それでもオレは愛してる(>_<)
 「ずっと幸せだから、幸せでないことがわかんないんだよ。しいったら、なんてぜいたくモノ。」

 智代がちょっと呆れたって感じの口調になる。

 「そんなことないよっ!」

 つい、大きな声で否定しちゃう。

 「みんなに出会えるまで。ずっと、ずっと、何かが、欠けてるような気がしてて、満足なんて、できたことが、いちどだってなかったんだもん。

 いつだって、同じように、好きなようにしか生きて来てないけど、智代や美幸、あっくん、まーくん達に出会えて、それで、初めて、本当にやりとげたって感じを、心から思うことできたんだよ。」

 それは、ほんとのほんとに本当だもん。


 みんながいなけりゃ、ここまで、好きなようには出来なかったんだよ?
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