それでもオレは愛してる(>_<)
 オレの中で信じていた何かが、崩れていく音がする。

 「美幸なら、責められないよねーっ。」

 しいの奴が余計な事を言いだした。

 「だって、病み上がりのぼんやりしちゃってた美幸なら、誤転送しちゃってもしょうがないよ?それなのに、あんまり責めちゃかわいそうじゃない?」

 しいの奴が言い募ってくる。

 …もう、いいさ。

 そういうことでいいっ!

 そこで、美幸を責めても、オレは大人気ないと、こいつらから責められるだろうし、もしかしたら、本当の犯人かもしれない、しいや、智代を弾劾しても、しらを切られるだけで、なんの益も得られないだろう。

 だとしたら、もう、いい。
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