それでもオレは愛してる(>_<)
 「でね。歩くよりも、ちょっと速いぐらいのスピードで、会場内をグールグル回ってるような、乗り物があったらいいなぁと、思わない?」

 「………そう、だな」

 なんとなく、嫌ぁな予感がする。

 まさかとは思うが……

 「でしょ?」

 能天気な声が電話の向こう側から、聞こえてくる。
 まさか、とは思うが…

 「まさか、それ、を言うためだけに、オレのせっかく手に入れた、レアアイテム的に貴重な、ものすっごく貴重な完全オフの、こんな朝っぱらから、オレを叩き起こしたんじゃないだろうな!」
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