それでもオレは愛してる(>_<)
 「……………何故、お前まで、ここにいる?」

 オレは、思わず尋ねてしまい、その瞬間にしまったっと、発言を後悔した。

 そうだ、しいの居るところに、こいつがいない訳がないんだった。

 オレがしいと知り合った時、こいつはもうすでに、しいの側にいて、頭を突き合わせては、トンデモナイ、突拍子もないアイデアをひねくり出しては、しいと悪だくみっていた。

 そんなふたりが一般社会から離れすぎて行かないように、いつも心をくだいていたのが、もう一人の仲間である、艫江美幸(ともえみゆき)だった。

 いつもおとなしく、物静かに事務仕事をしている、美幸は、こいつらとつるんでるのが不思議なぐらい、普通だし、一般的、常識的なラインからブレていかない。

 とんでもなく、非常識な会社での、オレの心の支えだ。

 可哀相に、美幸もこんな早朝から引きづりだされたんだろうな、きっと。
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