それでもオレは愛してる(>_<)
 「可哀相に、期待していたのにねぇ。しいと、デートだと思っていたんでしょ?」

 智代が、しみじみと言い、オレはその誤解を解こうと、口を開いた。

 「いや、しいに個人的ないやがらせで、休日を潰されたと思っていたんだが、それが仕事だったんで、ちょっと拍子抜けしたというか…………」

 「そうよねぇ。期待していたのに、裏切られちゃったのよねぇ。」

 智代の奴は、やっぱり、オレの言ったことなんて、カケラも耳に入っちゃいないようだった。

 「………ちょっと、待て。いい加減、そこから離れろ。」
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