それでもオレは愛してる(>_<)
 一応、言ってはみたが、馬耳東風。

 一人で完結して、しきりにうんうんと、うなずきながら、オレの発言なんぞ何処吹く風、である。

 「………勝手に言ってろっ。」

 そう言い捨てて、さっさと智代から離れると、オレは車を回して駐車場に止めた。

 そして、遠くから手を振っていた、しいと、イベント運営担当の、陣風将(はやてまさる)のところへと、歩み寄った。
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