それでもオレは愛してる(>_<)
 「あっくん。これ、良いと思わない?」

 そう言いながら、振り向くしいの指先が指していたのは、オレの目には、古くさい、おさるの列車に見えた。

 よく、少し田舎っぽいトコで、なんとか祭り、なんていうイベントやる時に、ミニSLなんてのが、運転手の格好をした子猿を乗せて、走っていたりするもんだが、それを少しだけ大きくしただけの、なんのひねりもないものと、すぐに看破できるものだったんた。
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