それでもオレは愛してる(>_<)
 もちろん、ご家族連れ仕様のものもあった。

 まるで、デ〇ズ〇ー〇ンドへの挑戦状のような、スタートラベラーという名のジェットコースターがあったり、リニア式のゴーカートがあったり、宇宙遊泳気分が楽しめるといった謡い文句のコーヒーカップもどきがあったりする。

 ここまでくると、さすがにどの辺が未来交通なんだか、教えてくれって感じがするが、その必死なかんじが、オレには却って好感が持てる。

 ………いや、違った。
話が少し反れてしまった。元に戻そう。

 しいが、メーカーさん達が知恵を絞った、そこの様々なアミューズメント施設の中で、一番ありきたりで、一番平凡な、その古くさいシステムの、リニア列車を指差して言った、というトコだった。

 一応、博覧会の主旨には添ってはいるが、あまりにも、創意工夫に欠けているその子供用列車を見て、オレは当然のごとく、反問した。
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