それでもオレは愛してる(>_<)
 「………判った。改良、だな。」

 「ピンポーン。でね、昨日私が言ったこと覚えてる?」

 智代が自分をゆびさしながら問うてくる。

 「某研究所から、風力発電と太陽光発電、それから海洋潮高低差発電の最新型モデルのデータ取りのお仕事の依頼引き受けたからねって言ったでしょ?」

 そういわれれば、昨日の昼頃、そんなことを聞いたような気がする。

 してやられた、と思った。

 「計画的犯行だったわけだな?」

 この、メダヌキどもめ。

 「……判った。オレが死ぬ気で、やりゃ良いんだな?」

 「そういうこと。頭の回転が早くて、物分かりのいい素直なあっくんは大好きだよ。」

 にっっっこり、と笑ってしいが言う。

 おまえに好かれたくないとまでは言わないが、その言い方は嫌だ。

 オレはこれ見よがしなため息をついて、言った。
< 50 / 160 >

この作品をシェア

pagetop